お店でお客様をお待ちしていると、「三線を始めてみたいな・・・」「前からいつか三線をやってみたかった」と思っていた、という方が沢山いらっしゃいます。「三線を始めよう!」と思った時が始めどき!新しいことに挑戦する一歩を踏み出すのは勇気が入りますが、三線は楽器を過去に弾いたことがなくても始められる、万人にとても優しい楽器です。
三線を奏でた瞬間に気分は沖縄。お家にいても三線の音で少しでもリラックスできる時間をぜひ体験してみてください。
BEGIN 「三線の花」
ここでは、三線にはどんな種類があるのかと、三線を始める際の選び方をご紹介します。
三線には皮の張り方によって大きく分けて3つ種類があります。
・人工皮
・二重張 (蛇皮強化張)
・一枚張 (蛇皮本張)
です。
三線の種類 1. 人工皮 (ナイロン生地張)
人工皮の三線は、皮面にナイロン製の布に蛇皮がプリントされたものが張られています。
価格が一番手頃で、気軽に三線を始められます。
皮の表面はナイロン製なので、耐久性があり、皮が破れる心配がありません。
ただ、音色は蛇皮の三線に比べ高音寄りの音色です。
三線の種類 2. 二重張 (蛇皮強化張)
二重張の三線は、強化張とも呼ばれますが、1枚目に下地としてナイロン製の布が張られ、
二枚目に本物の蛇皮が張られたものです。蛇皮ですが、下地が張ってあるため、蛇皮が破れる心配はありません。
人工皮に比べて音色はまろやかで伸びがあります。価格は人工皮より少し上がります。
二重張は、どのような木材を棹に使用しているかで、音色と価格が変わってきます。
より硬い木を使うほど、密度が高くなり、音の響き、厚みが良い音になる傾向があります。
三線の種類 3. 一枚張 (蛇皮本張)
一枚張の三線は、文字通り蛇皮一枚のみで張られた三線です。
本皮用の厚めの蛇皮を使って張ります。
音色は二重張よりもさらに深み、音圧、伸びを感じることが多いです。
また、一枚張に使用する棹の木材は上質なものを使用することが多いため、価格も比較的高め※になります。
一枚張には、縞黒檀や黒木など硬めの木が使用されます。
※例えば10万円以上となります。
三線の選び方
三線の張り方の種類は大きく3つ分かれることがわかりました。
また、棹に使用されている木材の種類によってもお値段が変わることもわかりました。
それでは、どのように三線を選んだらよいのでしょうか?
三線を選ぶ、3つの基準をご提案します。
1.値段で選ぶ
三線を購入するご予算はおいくらを想定していますか?
まずは大きな値段のカテゴリーで見てみましょう。
ちんだみ三線店では、人工皮の8点セットで37,000円から販売しています。
3万円台のセット
37,000円
4万円台のセット
40,000円 47,000円
5万円台のセット
50,000円 59,000円 59,000円
10万円以上のセット
117,000円 117,000円
2.見た目で選ぶ
楽器を選ぶにあたって、見た目は意外と大事です!なぜなら、その楽器が好きであれば好きなほど手に取る回数が多くなるからです。
三線の見た目は、棹の木の種類、蛇皮の模様、三線の型によって変わります。
三線の型で代表的なのは、真壁型(マカビ)ですが、10万円を超える三線では、他の型の三線もご用意しております。
三線の型の種類については「三線の型について」のページをご参照ください。
3.音色で選ぶ
同じ三線を同じように製作しても、個々の音が微妙に異なることがあります。
それは、1本1本手作りで、棹の木や蛇皮が出す音の個性やバランスで音色が変わってくるためです。
音色で選ぶ際は、カーンと抜けるような硬い音が好きか、ワーンと響く柔らかい音が好きかという好みで大きく分けられるかと思います。一般的に皮の張りが強いと硬めの音、皮の張りが柔らかめだと優しい音になります。
最終的には、自分にとって心地良い音色を選ぶのをおすすめいたします。
見た目や音色を聞いて三線を選んでみたい方は、ぜひ店舗にお越しくださいませ。
ちんだみ三線店は、沖縄、東京、福岡に3店舗ございます。
沖縄本店
〒900-0013
沖縄県那覇市牧志1-2-18
TEL 098-869-2055
FAX 098-863-6972
営業時間 11:00〜19:00
不定休(随時ホームページに記載します)
東京新宿店
〒160-0021
東京都新宿区 歌舞伎町2-44-1
東京都健康プラザハイジア 1階
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営業時間 11:00〜20:00
年中無休 ※年末年始・ビル休館日等を除く
福岡天神店
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